VIVANT8話を見たので感想を書いていきます。
ネタバレを含むので、視聴済みの方のみご覧ください。
乃木は裏切っていない
乃木は別班や国を裏切っていないと思います。根拠はベキが乃木を信用したからです。ノコルによれば、ベキは「実の息子といえども、仲間を殺し、裏切る奴を信用しない」とのことでした。裏を返せば、「乃木は仲間を殺しておらず、裏切ってもいない」とベキは確信したから、乃木を実の息子として遇することにしたのです。
重さがわかる特技
ベキが確信を持つに至った理由は何か、それは乃木の「重さがわかる特技」です。乃木はベキと共に訪れた養護施設で、皿に盛られたご飯の重さを割り出し、院長の不正を暴きました。この時、ベキは乃木に「誤差はどのくらいだ?」とわざわざ聞きます。すると乃木は「1kg当たり10g以下」と答えました。
乃木が黒須を殺すよう迫られた時、ノコルは銃弾が1発だけ入った拳銃を渡しました。手に持った物の重さがわかる乃木は、弾が1発しか入っていないことに気がついたはずです。だから乃木は1発目にわざと外し、銃口を黒須の額に当てて空砲の2発目を打ったのです。
乃木の特技と黒須を撃った時の状況が、ベキの中でつながり、乃木は仲間を裏切っていないと確信したと考えられます。
棺桶
乃木が裏切っていないとすれば、あの別班4人を入れた棺桶は何なのかという話になりますが、あれは野崎が気を利かせたんだと思います。別班4人は生きていて、棺をテントにわざと見せて死んだように見せかけたんじゃないでしょうか。野崎ならいかにもやりそうです。
服の色
今回、服の色が気になりました。テントのリーダーであるベキは黒い服、ベキの息子(養子)であるノコルは白い服です。乃木は養護施設の不正を暴いた後、ベキの息子と認められて白い服を与えられました。どうやら白い服はベキの息子であることを表すようです。
スターウォーズ
父が黒、息子が白というとスターウォーズを思い出します。父アナキンは黒、息子ルークは白というわけです。この法則はそのままVIVANTのベキと乃木に当てはまります。意図的にやっているのでしょう。
思えばこのドラマ、早い段階からスターウォーズとの類似性が指摘されてきました。代表的なもので言うと、野崎とドラムの関係性がハンソロとチューパッカに似ているといった具合です。
テントが土地を買う理由
今回、テントの収入や支出がある程度明らかになりました。テントは誤送金はテロ事件を主な収入源としています。支出としては養護施設の運営と土地の購入です。土地を買い始めた時期とテロを始めた時期が一致していることから、土地を買うためにテロで金を稼ぎ始めたということになります。
なぜ土地を買うのでしょうか?それは土地を買うことで、そこに埋まっている資源を手に入れるためではないでしょうか。またバルカは貧しい国なので、資源が埋蔵された土地が外国に買い叩かれる恐れがあります。ベキはそれを防ぐために土地を買っているとも考えられます。さらに資源を押さえることで、日本に対し圧力をかけるという線もありえます。
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