M－1見ました

M-1の決勝をリアルタイムで見ました。例年だと大河ドラマの最終回と被ったりして、リアルタイムで見たことはあまりなかったのですが、今回は見ました。最初から最後までほぼ全部。

例年だと録画で後から見るのですが、その時はネタだけ見たりして時短していました。今回は審査員評などもしっかり見ました。それで気がついたのですが、審査員は観客のウケ具合に相当注意して採点しているということです。実際に、審査員評では観客のウケ具合に言及することも非常に多く見られました。

これは「客にはあんなにウケたのに点数が低い」「客には受けなかったのに点数がやたらに高い」などといったことをなくすためのもの。つまり審査員と観客のズレをなくすための配慮ではないかと考えられます。見方によっては炎上回避の方策とも取れますが、どれだけ客にウケたかというのは芸人の力量を計る上で最も重要な要素なので、これは必要なことだと思います。

今年のM-1王者は令和ロマンでした。ヤーレンズも良かったし、どちらか迷うところではありましたが、決勝2本目のネタの差で令和ロマンかなというのが、私の所感です。ヤーレンズの2本目は、後半巻き返しましたけど、前半があまり受けてなかった。対する令和ロマンの2本目は万遍なく受けてました。

ヤーレンズのネタは映画ネタでもあるので、映画を見ない人には伝わりづらいという側面があります。また彼らのネタは、10代や20代にはわかりにくいだろうなという印象を受けました。そういう点を踏まえると、やはり令和ロマンに軍配かなと思うわけです。一方でさや香の見せ算はよくわからなかったです。聞いてるうちに、わけがわからなくなりました。あのネタは、最低でもホワイトボードに書きながらやらないとわからないと思います。