1冊30分で読む「王様の速読術」

読書

今回紹介本は斉藤英二さんの「王様の速読術 1冊30分でも必要な知識は吸収できる」(ダイヤモンド社)です。1冊30分で読める速読術が載っています。

2006年5月初版という古い本で恐縮ですが、私が読んだ速読術の本の中で一番使える本だと思います。単行本・文庫ともに中古なら手に入ります。Kindle版もあります。入手可能であれば、取り上げてもよかろうと思った次第です。

王様の速読術

1冊30分で読むのが王様の速読術です。1冊30分で読むとして、その30分でどう読んだらいいのか。本書では以下のように提案します。

  1. プレビュー(5分)
  2. 写真読み(5分)
  3. スキミング(20分)

プレビュー

プレビューの5分間で重要なのは、「この本を読む目的」を明確にすること。この本から何を知りたいのか、どういう情報を得たいのか、そこのところをはっきりさせましょうという話です。

まず本の表紙・カバー・帯などを見て、タイトルやサブタイトル、著者の経歴、本の内容紹介などを確認します。帯にはその本のキャッチコピーなどが書かれています。

次に目次をよく読みます。目次を読めば、何がどこに書いてあるかがわかります。著者は目次によって、本の構造を読者に示してくれているのです。目次はまず大項目を見て、全体の構造を掴みます。そして中小の項目から何がどこに書いてあるか、自分の欲しい情報はどこに書いてあるかを推測します。後は本をパラパラめくって、タイトルや図表などをざっと確認します。

写真読み

本を見開き2秒でテンポよく眺めていきます。読むのではなく、見る・眺めるという感じ。熟練してくると、本から訴えかけてくるキーワードと自分の中にあるキーワードが浮かび上がるようになるといいます。最初は無意味な作業に感じられるかもしれませんが、たった5分なのでパッパッと機械的に本をめくってみましょう。

「王様の速読術」で唯一難しいのは写真読みです。私もやってみるのですが、パッパッとページをめくっていくだけで終わってしまうことがほとんどです。ごくまれにキーワードが浮かび上がってくるというか、目に飛び込んでくることがあるかな、というくらいです。写真読みの成否はあまり気にしないで、気楽にやるのがいいと思います。必要なところの絞り込みはプレビューで十分できていますので。

スキミング

スキミングは、さっとすくいとるという意味。全部読もうとせずに大事なところだけ読みます。「重要な2割を読んで、8割を得る」のです。プレビューや写真読みで、重要そうなところ、必要なところはわかっているはずなので、そこをスキミングで読んでいきます。

速読できないこともある

先日、私が宇宙ひもの本で「王様の速読術」をやってみたところ、30分経っても「さっぱりわからん」と思いました。それどころか30分が恐ろしく長く感じたくらいでした。

私は宇宙ひもの知識を全く持っていません。だから速読しようがなかったのです。全く知識がなければ「何が重要か」判断のしようがありません。もし宇宙ひもの知識を十分に持っていたとしたら、重要な情報や自分の知らない情報などを精選して読めたはずです。

このように全く知識のない分野の本で「王様の速読術」をやっても徒労に終わる可能性が高いです。わかりやすい本を持ってきて最初から熟読した方が賢明です。

まとめ

斉藤英二さんの「王様の速読術 1冊30分でも必要な知識は吸収できる」(ダイヤモンド社)を紹介しました。前述のように速読できないケースもありますが、身に付けておいて損はありません。来週までに10冊読まなきゃいけないとか、そういう状況では大いに役立ちます。

この本の速読術は、脳の使い方とか目の動かし方などは一切ありませんので、かなりハードルの低い速読術です。他の速読術は身に付けられなかったという人も、これならば何とかなるかもしれません。

古い本ですが、まだ入手できますので、ぜひ読んでいただければと思います。

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