呪術廻戦第40話感想

TVアニメ呪術廻戦第40話を見たので感想を書いていきます。

ネタバレを含むのでご注意ください。

恵vs甚爾

恵vs甚爾が描かれました。興味深いのが、戦いが終わっても「何だったんだあいつは?」という感じで恵は父親である甚爾に気付いていないことです。気づいていないながらも、心のどこかにひっかかるというのはあるかもしれませんが。

一方、甚爾の方も父親だとは名乗りません。恵が禪院ではなく伏黒と名乗ったことに、満足したような笑みを浮かべて自死してしまいました。彼にも息子を殺したくないという、親としての情があったのでしょうか。

宿儺vs漏瑚

宿儺vs漏瑚も描かれました。宿儺が勝つということは、漏瑚も視聴者もわかり切っているという戦いでしたが、作画も演出も演技も最高クラスのものをぶつけてきました。劇場版かよって言いたくなるくらいのレベルでした。

戦いに敗れた漏瑚は、宿儺に認められ涙を流します。しかし漏瑚本人はなぜ自分が泣いているのかわかっていないようでした。私が思うに「自分の強さを認めてもらったことが嬉しかったから」ではないでしょうか、月並みながら。

認めてもらえて嬉しいというのは、人間にしか持ちえない感情ではないでしょうか?他の動物は認めてもらうという行為自体がありません。認めているとしてもそれを相手に伝える術がない。言語を有している人間だからこそ、認める/認められるということが可能なのです。

死の間際、宿儺に認められた漏瑚はうれし涙を流すという、とても「人間くさい」行いをしました。それは漏瑚が追い求めていた「人間の位地」に彼自身が到達したということなのです。

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