光る君へ第20話感想

光る君への第20話を見たので感想を書いていきます。

本記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

昭和のコント

花山院の牛車に矢が放たれるという事件が起こり、伊周と隆家が謹慎となり、二人の縁者である中宮定子は内裏を出ることになってしまいました。定子を案じた清少納言はまひろを誘って、定子のいる屋敷に忍び込みます。この時、二人は両手に木の枝を持って、こそこそと茂みに隠れて様子を伺います。

この様がもう昭和のコントにしか見えませんwドリフとか志村けんの大丈夫だあとかバカ殿とか、あの辺で見たような感じです。令和ではたんと見なくなりましたな、ああいうのは。今回はかなり大事な話だったと思うんですが、いきなり昭和のコントをぶっこんでくるのはどうなんでしょうかね?まあ私は笑ったんですけれども。

詮子の自作自演

体調が優れないと床に臥せった詮子の周りで、呪詛の札が何枚も出てくるという事件が起きました。物語の筋としては、伊周と隆家の仕業ということになってしまいました。しかしあれは、詮子の自作自演ではなかったかと私は思うのです。一条天皇は、中宮の縁者である伊周と隆家を厳しく罰することができませんでした。詮子にはそのことが大いに不満でした。そこで詮子を呪詛した罪を擦り付ければ、もはや天皇とて伊周と隆家をかばいきれず処分せざるを得ないと考えたのでしょう。

この自作自演に、道長の妻の倫子も乗っかっています。倫子が「悪しき気が漂っておる。調べよ」と女官に命じるのですが、このセリフがとても不自然に感じました。倫子が言うようなセリフではないと。そしてこの呪詛の札の一件は、「私が何とかするから、あなたは気にする必要はない」という趣旨のことを道長に言います。これもまた不自然です。倫子は自分の一存で物事を処理するタイプではありません。まして詮子が呪詛された一件を、道長に全く関与させずに自分だけでどうにかするというのは明らかにおかしい。

恐らく詮子と倫子は事前に示し合わせて、この呪詛の札の一件を起こしたのだと思われます。つまり詮子と倫子は共犯です。さらに言うならブレーンとして安倍晴明が噛んでる可能性もあります。

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