ウマ娘3期13話感想

TVアニメウマ娘3期13話(最終話)を見ましたので、感想を書いていきます。

ネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。

ファンとのつながりを描いた3期

13話を見て、ウマ娘3期とは何を描いた来たのかを考えました。1期はサイレンススズカとスペシャルウィークという「先輩後輩の関係」、2期はトウカイテイオーとメジロマックイーンという「ライバル関係」に主軸を置いていました。じゃあ3期は何ぞや?というと「ファンとの関係」ではないかと思うのです。

1期も2期もウマ娘とファンとの交流はあまり見られませんでした。スペシャルウィークのファンと言えば誰か?と言われても思い浮かぶ人がいません。競馬場で「どうした急に」のフレーズでお馴染みのあの二人組は何か違うような気がします。あの二人はスペシャルウィークと接点がありません。

しかし3期は違います。キタサンブラックのファンと言えば、商店街の八百屋のおじさんが一番に浮かびます。アニメウマ娘で初めて登場した具体性を持ったファンといえるでしょう。八百屋のおじさんだけではない。キタサンブラックは日課のロードワークの中で、商店街の人々と触れ合います。世間話をしたり、手伝ってあげたりということをキタサンはしています。そのような触れ合いの中で、商店街の人々は心の内に自然と、キタサンに対し「おらが街のヒーロー」というような思いを抱き、熱心に応援するようになったのです。キタサンと商店街の人々の心温まる交流は、古き良き昭和のご近所付き合いの香りが漂います。それは人間関係が希薄となった令和の時代には眩しく映るものです。

キタサンはラストランの有馬記念で、商店街の人々の声援に力をもらい、1着でゴールを駆け抜けました。キタサンと商店街の人々との絆を思えば、アリかなと思う展開でした。

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