アンチヒーロー第6話感想

アンチヒーロー第6話を見たので感想を書いていきます。

本記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

わかりやすい冤罪事件

今回は割とわかりやすい冤罪事件として設定されているように思います。依頼人の沢原は白で、元部下の上田にはめられた、上田のバックには法務副大臣の加崎がいて、加崎の意向で上田が実行したというのはほぼ間違いないと思います。ところでこの上田、VIVANTのワニズ役をやっていた河内大和さんが演じています。どうやら今回もまた悪役のようです。

標的は瀬古判事

今回の事件、明墨の標的は瀬古判事だそうです。瀬古判事、いい人そうに見えましたけど悪党のようです。このドラマ、割と悪党は悪そうに描いてるのが多いので、これは意外でしたね。パターンを外してきたかと。最高裁判事になるために、政治家に忖度しまくり、証拠を潰しまくる判事。明墨はどうやって仕留めるつもりでしょうか。

依頼人の印象が薄い

このドラマを見ていて思うのが「依頼人の印象が薄い」ということです。法廷ドラマの場合、依頼人というのは重要な役割を果たします。だから依頼人はそれなりに印象に残るものです。ところがこのドラマの場合、緋山以外の依頼人が印象が薄いのです。その意味でこのドラマは異色だと言えるでしょう。

これは恐らく明墨vs警察・検事・判事という構図をあまりに先鋭化しすぎたからだと思います。そして個々の事件を貫いている「12年前の事件」の存在が大きすぎます。明墨の標的とか、12年前との事件との関連性という視点でばかり事件を見てしまうので、依頼人の印象が残りづらい構造になっています。また明墨が依頼人の有罪無罪に頓着していないように見えているのも拍車をかけています。

個人的には、明墨は依頼人の有罪無罪はどうでもいいというタイプではないと思います。罰せられるべき人間は罰せられるべき、そうではない人間は救われるべきと考えているのではないでしょうか。

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