どうする家康23話感想

どうする家康23話「瀬名、覚醒」を見たので感想を書きたいと思います。

ネタバレを含みますので、視聴済みの方のみお読みください。

おかしくなった信康

信康がおかしくなってしまいました。戦いが好きではないのに、最前線で戦い続けたことが原因のようです。ぶつかっただけの僧を切り殺したり、僧がバカにしたように笑ったと主張したりするなど、明らかに異常です。

現代風に言えば、好きでもない仕事を毎日終電までやり、家に帰っても満足に眠れず、また朝早くに仕事に出かけた末に、精神的に病んでしまった人という感じでしょうか。

父親である家康は気弱な面が強調されていますが、意外なことに病んだりはしていません。まあ落ち込んだりはするのですが、心が病んでしまっているというほどではありません。ああ見えて、実はメンタルが強いのかもしれません。父の心の強さは、息子には遺伝しなかったようです。

瀬名、動く

おかしくなってしまった信康を見て、瀬名が動きました。母親としてはいてもたってもいられなかったのでしょう。話の筋からすると、徳川と武田の和睦のために動いたと考えられます。和睦すれば戦の頻度が減って、信康をゆっくり休ませられるということなのでしょうか。

私は和睦しても解決にはならないと思います。徳川と武田が和睦したからと言って、戦国の世が終わるわけではありません。信康は家康の嫡男であり、今後も父と共に戦う宿命にあります。むしろ和睦したら、織田とは完全に敵対することになり、今度は織田と戦うことになります。そうなれば信康は、自分のせいで徳川を追い込んでしまったとさらに病んでしまうでしょう。

戦略面で考えても徳川に織田と敵対して勝てる力はありません。だからこそ家康は信長の家臣になることにしたのです。長篠の戦いを直接見ていない瀬名には、徳川と織田の差がわかっていないのではないでしょうか。子を思う親の愛は美しいものですが、やはり疑問を呈さざるを得ません。

じゃあ一体信康をどうすればいいのかという話になります。私の見るところ、信康は最前線で敵を殺しまくった後悔やストレスから病んでしまったように思われます。ですからしばらく戦場に行かないとか、行っても家康の横で督戦させるという方法が考えられます。

そもそも信康は最前線で槍働きをする必要がありません。彼に求められているのは兵士としての立場ではなく、司令官としての立場なのです。磨くべきは剣や槍の腕ではなく、戦術や戦略なのです。最前線で戦うよりも、家康や忠次、数正について学んだ方が彼のためでもあり、徳川家のためでもあります。

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