VIVANT5話を見たので、感想を書いていきます。
ネタバレを含むので、視聴済みの方のみご覧ください。
ノゴーン・ベキ
5話にして、テントのボスが明かされました。ノゴーン・ベキ、本名乃木卓。乃木憂助の父親です。先週の段階で、テントのボスは乃木の父親で、テントのマークは乃木家の家紋と同じという考察をSNSで読みました。世の中には凄い人がいるものでございます。
テントのボスの正体は、Fと並ぶ本作最大の謎だと思うのですが、5話にしてもう明かしてしまいました。展開が早くて興味が尽きないし、面白いけれども最後まで持つのかなとは思います。
なぜテントを？
乃木が幼い頃にテロリストに母を殺され、自身も酷い目に遭わされ、テロリストに対する復讐心から別班に入った。これは筋が通っていてわかりやすいですね。
問題は卓の方です。乃木と同じく酷い目に遭ったのに、テロリストを憎むどころか自分がテロリストになってテントを設立しています。自分たちを政府が助けてくれなかったから復讐するってことでしょうか？テントの最終目標は日本ですから、彼は日本政府に復讐するつもりということになります。そうなるとテロの標的は、東京の永田町や霞が関が有力になってきます。
野崎とチンギス
野崎とチンギスが、いつの間にかいい感じのコンビに収まっていたのに笑ってしまいました。ついこないだまでいがみ合っていたのに。どちらも水に流すのがうまいのでしょうか。ドラムも加わって、なかなか強力な公安陣営。
乃木とF
乃木は幼い頃、両親と共にバルカに渡り、そこでテロリストに母親を殺され、自身は誘拐されて人身売買に掛けられ、こじきをしていた。これが乃木の過去です。この幼少期の過酷な体験に対するストレスがFを生み出したものと考えられます。孤児院の院長の話では、一人しかいないのに誰かと喋っていたような感じだったというので、日本に帰国した段階でもうFが誕生していた可能性が高い。
幼少期の過度なストレスが別人格を生み出す、映画やドラマの題材としてはよくある話。そしてもう一つの人格がやらかしたことを主人格はまったく覚えていないというのもまたよくある話。しかし乃木とFはそうではありません。乃木がサラリーマンで、Fが別班で、Fがやったことを乃木は知らないということはありません。Fがやっていることを乃木はわかっています。
5話を見ていて、乃木なのかFなのかよくわからない時がありました。攻撃的な時はF、人が良い時は乃木というのはわかります。どっちでもない時はよくわからないのです。乃木もFも別班であり、2人は共生・共犯の関係にあるのではないでしょうか。
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