しくじり先生足利義昭~どうする家康38話感想~

ラグビーワールドカップの日本vsアルゼンチンがあったんですけど、知らなかった私はいつも通りどうする家康を見てしまいました。家康終わってからチャンネル変えたらラグビーやってて、「え、今日だったの!?」みたいな感じで、遅れて見ました。

というわけで、どうする家康の38話を見たので感想を書いていきます。

ネタバレを含みます。閲覧にはご注意ください。

しくじり先生義昭

元将軍の足利義昭がどういうわけか再登場しました。今は出家してお坊さんになって1万石与えられたそうです。

将軍時代は絵に描いたような暗愚ぶりだった義昭も、落ちぶれていろいろと見えたものがあったようです。「将軍時代はてっぺんにいて、何もかも見渡せたような気になっていた。しかし周りのものが都合の良いことばかり言うので、霞がかって何も見えていなかった」「てっぺんは孤独、信じる者をまちがえてはならん」、とまあこんな感じのことを言っていたわけです。

頂点から落っこちた男はなかなかに深いことを言うものです。しくじり先生みたいでしたねwそのしくじり先生義昭の言葉が聞いたのか、秀吉が目を覚ましたような描写がありました。

淀殿vs阿茶局

大河ドラマを長らく見ていますが、淀殿が家康を誘惑し、阿茶局が牽制するという構図は見たことがありません。斬新です。本作では淀殿は家康を恨んでいるというスタンスですから、基本的には誘惑するのはおかしいのですが、これも復讐の一環でしょうか。

淀殿には何を考えているのかわからない不気味さがあります。家康も「底が知れない」と評していましたね。底が知れないといえば、若い頃の秀吉もそうでした。しかし関白や太閤になるにしたがって、恐ろしさの質が変わってきました。今の秀吉は権威とか地位からくる恐ろしさです。若い時のあの得体の知れない、化物じみた恐ろしさとは異なります。

じゃあ今、豊臣政権内で、得体の知れない恐ろしさ、化物じみた恐ろしさを発揮しているのは誰かと言えば、それは淀殿なのです。

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