4月に入って1週間、続々と新作アニメが始まりまして、日々チェックに追われております。その中で、おすすめのを2本紹介します。『LAZARUS ラザロ』と『九龍ジェネリックロマンス』です。新作アニメ30本くらい見ましたけど、この2つは抜きん出ていると思います。
『LAZARUS ラザロ』は、アクションとカメラワークが実に素晴らしい。色んな角度からアクションを見せてくれるので、見ていて楽しい。もちろんスピード感もありますが、目が疲れたり見えないということもなく、丁度いいところをついています。演出と言いますか、画の見せ方にどうも見覚えがあるなと思ったら、監督は渡辺信一郎氏でした。言われてみると、確かにカウボーイビバップ感があります。山寺宏一氏や林原めぐみ氏の起用についても、恐らくビバップファンへのサービスも兼ねているのでしょう。
『九龍ジェネリックロマンス』は、物語の舞台である九龍、主人公鯨井玲子と鯨井にそっくりな女という設定に興味を引かれます。『LAZARUS ラザロ』の売りがアクションなら、『九龍ジェネリックロマンス』の売りはミステリアスと言えるでしょう。第1話から謎だらけでよくわからない、わからないからこそ続きが気になる、そんな感じです。このアニメ、人物のタッチが80代っぽいのも気になるところ、何らかの意図のもとにやっているのでしょうか。80代と言えば、この作品どこかブレードランナーみたいな雰囲気もあります。SF要素もたんまりだし。
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