機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道を見たので、感想を書きたいと思います。
ネタバレを含みますので、視聴済みの方のみお読みください。
1stガンダムのオマージュ
22話でスレッタとグエルがフェンシングをするシーンがありました。このシーンは、機動戦士ガンダム(以下、1stガンダム)最終話で、アムロとシャアが生身で斬り合うシーンのオマージュと思われます。1stガンダムの視聴者は、思わず唸ってしまうシーンです。
しかしながら、果たしてこのシーンは必要であったのか疑問です。決戦を控え、スレッタがミオリネに会おうとするのはわかります。そこでなぜグエルが止めようとするのでしょう。素直に会わせてやればいいのにと思うのです。キャリバーンに乗ればスレッタが死ぬかもしれないと言われています。ミオリネとは今生の別れになるかもしれないのです。四の五の言わず、会わせてやるべきではないでしょうか。
結局、スレッタはミオリネに会えたわけですが、この時のミオリネが完全にひきこもりでしたね。とにかく再起してくれてよかったです。
まともな大人ケナンジさん
このアニメは、プロスペラを筆頭に癖のある大人ばかりが出てきます。毒親とか常に何か企んでいる経営者とかばかりで、まともな大人がなかなかいないのです。その数少ないまともな大人がケナンジさんです。
彼は22話でスレッタたちにこんな風に言っています。
あなた方は学生なんです。
責任は大人に取らせなさい。
機動戦士ガンダム 水星の魔女 22話
何という良識家でありましょう!このアニメに彼以上の良識家がいるでしょうか?このアニメの他の大人たちは彼の爪の垢を煎じて飲むべきです。
私と同じくケナンジさんの言葉に感動した視聴者は多いと思われます。しかし彼の言っていることは真っ当なことであり、そのことに視聴者が感動してしまうこと自体が、悲しき哉このアニメに碌な大人がいないということの証左なのです。
このアニメの良心たるケナンジさんには、最後まで生き抜いてもらいたいと切に願います。
あと2話
水星の魔女は7月2日の放送で最終回とアナウンスされています。つまりあと2話です。視聴者にとって最も関心が高いのは「あと2話で終われるのか?」ということです。「劇場版に持ち越しではないのか?」という声も聞かれます。
私個人の意見としては、あと2話で終わると思います。あと2話プラス劇場版となると、トータルで3時間近くになります。それは時間が余り過ぎる気がするのです。あと2話だと駆け足にはなるでしょうが、収められないことはないと思います。逆襲のシャアは120分ですし、F91は115分です。そう考えたらいけるんじゃないかと思いますけどね。
最終話を1時間SPにしてくれると後日談まできっちり描けそうな気がしますが、夕方だと編成の都合上難しいと思います。まさかニュース潰して水星やるとも思えませんし。夕方4時とか4時半から最終回SPをやってくれるといいんですがね。
3期があるにしても、今回のクワイエット・ゼロ事件は2期で一区切りつけると思います。戦いの途中で終わって、続きは3期で!とは考えにくいです。恐らくこの事件で水星の魔女であるプロスペラは死ぬと思うので、水星の魔女が死んだのにまだやれるの?という気はします。続編やるにしてもサブタイ変えるか、スレッタを水星の魔女にするとか一ひねり必要です。
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