アニメ推しの子第23話を見たので感想を書いていきます。
本稿は第23話に関する重大なネタバレがありますので、必ず視聴後にご覧ください。
なお、私は原作未読です。
高千穂
アクアたち一行は慰安旅行兼ミュージックビデオの撮影で高千穂を訪れました。高千穂は、雨宮吾郎と天童寺さりなが死んで、アクア・ルビーに転生した場所。二人の人生を文字通り変えてしまった因縁の地です。
そのような場所に来れば平静ではいられないのか、アクアもルビーも秘めた思いを口にします。この作品、割とアクアにスポットライトが当たりがちで、ルビーにはあまり当たっていなかったのですが今回はよく当たっていました。
この時の聞き手がどちらもあかねというのが興味深い。あかねは洞察力や推理力に優れており、本作における探偵ポジションではないかと個人的には思っています。恐らくあかねはアクア・ルビーが転生者であることを見抜いたり、アクアよりも先にアイ殺害の真犯人に辿り着いたりするのではないかと期待しています。
謎の少女
第22話に続き、第23話でも新キャラが登場しました。キャラ名も少女としたクレジットされておらず、声優名も???表記で伏せられています。この少女、出番は少ないながら意味深なセリフを残しています。
「神様はきっと優しいよね。真の意味で母を得られなかった二人と、魂の無い子を産んだ母親を導いてあげた。もしかしたらそれ以上の意味があるかもだけど…」
この謎の少女は、明らかにアクアとルビーが転生者だと知っています。知らなければこんなセリフは吐けないです。それ以上の意味というのは、現時点ではよくわかりませんけれども。
カラスを使役できる?
この謎の少女、カラスを引き連れているようにも見えます。カラスを使役できる能力を持ち合わせているかもしれません。
思えば、カラスはルビーからルームキーを奪い、誘導するように飛んでいきました。明らかに野生のカラスの動きではない。何らかの意図を感じずにはいられません。少女がカラスを操っていたとすれば納得です。
再会
カラスの導きで、ルビーとあかねは雨宮吾郎の遺体を発見します。このシーンより前に、ルビーが吾郎に対する思いをあかねに打ち明けており、これが壮絶な前振りとなって衝撃的な再会シーンを演出しています。
雨宮吾郎=アクアであること、天童寺さりな=ルビーであること、アクアとルビーはお互いに知りません。知らないからこそ吾郎の遺体発見シーンの悲劇性が増しています。知っていたらもっと軽い感じで終わっていたでしょう。
ところで遺体の状況から見て、死後まもなく何者かに運ばれたのではないかと考えられます。順当に考えれば、アイのストーカーが殺人を隠ぺいするために隠したということでしょうか。現に吾郎は失踪という扱いになっているようですし。
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