ブラック・ジャック感想

テレビ朝日で放送されたドラマ「ブラック・ジャック」を見たので感想を書いていきます。

ネタバレがありますのでご注意ください

劇中でブラック・ジャックは「神様になりたいのかもしれない」などと言います。私はこのセリフに違和感を覚えました。ブラック・ジャックは卓絶した医療技術の持ち主ではありますが、一介の医師、一介の人間に過ぎないという視点で描かれている人物だと捉えてきたからです。だから彼の腕をもってしても救えない命が山のようにあり、時として神とか運命とかこの世の不条理とかを嘆くシーンが光るわけです。

またブラック・ジャックの恩人である本間丈太郎は、「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいと思わんかね」という言葉を残しています。本間の言葉を胸に刻んでいるであろうブラック・ジャックが「神様になりたいのかもしれない」などとは冗談でも言わないと思うのです。

また原作やアニメでは男性のキリコが、今回のテレ朝のドラマでは女性に替わっていました。なぜ女性に替える必要があったのかよくわかりません。今回のドラマはいろいろと改変が加えられており、それが気になってしまい、個人的にはどうかなあという出来でした。

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