大河ドラマ「べらぼう」の第16話を見たので感想を書きます。
ネタバレがありますのでご注意ください。
平賀源内が死んでしまいました。私には「麻薬付けにされた挙句に毒殺された」ように見えました。源内は誰もいないのに声が聞こえるという幻聴の症状がありました。またタバコを吸って変な味がするとも言っていました。タバコの中に麻薬を盛られたのでしょう。また獄中の源内はがくがく震えていて、麻薬を摂取できないことによる禁断症状のように見えました。
そして源内の最期ですが、牢獄の格子窓に湯のみというかおちょこのようなものが置いてありました。あの中に毒が入っていて、それを飲んだ源内は死んでしまったと考えています。あのおちょこは幻覚で別の死因という可能性はありますが。
源内がなぜ殺されたかと言えば、家基の手袋のことに気づいたからだと思います。松平武元と同じ理由ですね。田沼も家基の手袋のことは知っているので、狙われると考えるのが妥当ですが、田沼の死去は源内死去の8年後です。家基、武元、源内を殺害した黒幕は、田沼を殺すのではなく、上記3人の殺害の罪を着せるのではないでしょうか。
源内はこのドラマの中でも割と好きなキャラクターだったので、死んでしまってとても残念です。面白くてアイデアマンで、蔦重の良き相談相手でした。一方で、田沼の相談相手でもあり、汚れ仕事もやっていたという、光と影を兼ね備えたキャラクターでもありました。このドラマが始まるまで、平賀源内といえば「エレキテルの人」「土用の丑の日を考えた人」くらいしか知りませんでしたが、血肉の通った人間として演じ抜いた安田さんに拍手を送りたいです。
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