水星の魔女21話感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 21話「今、できることを」を見ましたので、感想を書きたいと思います。

ネタバレを含みますので、視聴済みの方のみお読みください

呪いが解けたスレッタ

21話でスレッタは「何も手に入らなくても、できることをすればいい」と言いました。「進めば二つ、逃げれば一つ手に入る」とプロスペラに叩きこまれてきたスレッタの成長が窺えます。現にスレッタは周りから「あんた変わったね」みたいなことを言われています。

この物語は「親が子にかける呪い」がテーマであると個人的には思っています。親が良かれと思って子供に言うことが、結果として呪いのようなものとなって子供を苦しめます。大人になっても苦しんでいる人もいます。

スレッタは、母の言うことであれば人殺しですら厭いませんでした。しかし彼女は母から離れ、遠い星で学園生活を営み、生徒たちと交流を持つことで成長しました。それはさながら毒親から離れ、外界を知り、多様な価値観を知ることで成長し、毒親に植え付けられた価値観から解放される子供のようにも見えました。

この後、スレッタはプロスペラと決着をつけることになります。親がやらかしたことに、子が始末をつけるというわけです。こういう流れをどこかで見たと思ったら、シンエヴァンゲリオンでした。あれも父ゲンドウがやらかしたことを、子シンジが始末をつけるという話です。水星のクライマックスもこれによく似ています。

クワイエット・ゼロ発動

プロスペラが企ててきた「クワイエット・ゼロ」がついに発動しました。ア・バオア・クーみたいな要塞も出てきたり、議会連合の艦隊が壊滅したりしました。ガンダムシリーズ終盤のお約束ですね。プロスペラが派手に動いてくれたおかげでようやく物語の終着点が見えてきました。

「話し合いでは止められない」とスレッタが言うように、プロスペラは実力行使以外で止めることは無理そうです。正直、プロスペラに死亡フラグが立ったなと思います。殺されるか、自決するか、処刑されるかのどれかではないでしょうか。

スレッタに殺されるとすると、折角呪いが解けたスレッタに「母殺し」という一生かかっても解けない呪いをかけることになるので、これはないかなと思います。

ラウダ

21話の最後でラウダがミオリネを殺すと言うのですが、何でミオリネなんでしょうか?よくわかりません。ジェターク家の運命を直接的に狂わせたのはスレッタのはずで、スレッタを殺すというのならわかるのですが。多分ミオリネは死なないでしょう。ペトラが起きてラウダを止めてくれるんじゃないでしょうか。

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