どうする家康の36話を見たので感想を書きます。
ネタバレを含むので、視聴済みの方のみご覧ください。
なぜ於愛の方の主役回をやるのか?
36話は於愛の方が主役の回でした。しかし私は、なぜ於愛の方が主役の回をやるのかと首を傾げて見ておりました。すると終盤になって、於愛の方が亡くなったという趣旨のナレーションが入り、ようやく理解した次第です。亡くなる人にスポットを当てた回をやるというのは大河ドラマの常套手段だというのに、最後まで気づかないとは迂闊です。
しかしながらこの回、個人的にはどうにも納得しかねるところがあります。於愛の方のキャラクターが突然変わったように感じられたのです。「明るそうにしてるけど実はね……」ということなのですが、もっと前から陰のありそうな感じを小出しにでもするべきではなかったかと思うのです。今回、於愛の方の陰の部分をいきなり前面に出してこられたものだから、「先週とキャラ違くね?」などと思ってしまったわけです。VIVANTみたいにちゃんと伏線を張ってほしかった。
前の夫をなくして傷ついた心が、家康や民と触れ合う中で癒され救われていった。要はそういうことが描きたかったんだと思うんですけど、やっぱり唐突な感じが否めない。
茶々、初登場
今回、茶々が初登場しました。後の秀吉の側室・淀殿であり、秀頼の母であります。茶々に会った家康は思わず「お市様」と呟いていましたが、それもそのはず役者が同じ(北川景子さん)なのです。お市と淀殿を一人二役というのは、私は初めて見ました。面白い試みだと思います。北川さんはこのドラマの最初から最後までほぼ出るという形になりそうです。
北政所の秀吉評
北政所の秀吉評がとても面白かったです。曰く、「周囲の生気を吸い取るもののけ」。あなたの周囲にもいませんか?自分は好き放題やって周りに迷惑かける人。そういう人に振り回されるとこっちが疲れちゃて「生気を吸われた」みたいな感じになります。私の周りに思いっきりあてはまる人がいるもので、「わかるわかる!」と頷きながら見てましたw
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